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三次元CADの操作方法 4


4.曲面の作成


 三次元CADで扱う形状にはソリッドと呼ばれる体積の有るタイプと、面と呼ばれる厚みがゼロで体積の無いものとに分かれます。面はサーフェスと呼ばれる場合もありますが、ソリッドの表面をサーフェスと呼ぶ場合もありますので注意が必要です。ここでは混同を避けるため、単に「面」又は「曲面」と呼びます。

 面の作成手順はソリッドの作成手順と全く同じです。

 選択するアイコンが異なる事と、フューチャーが開いた図形でも構わない事くらいしか違いはありませんので、具体的な作成方法は省略します。ただし、三面図からの自動生成は出来ません。

  面だけの形状とソリッド形状は外観では区別がつきませんが、面形状では中身が無いので解析コマンドで質量計算や重心位置の計算を行う事が出来ません。また、形状の切断や論理演算をかけたときにも不都合があります。

 3DCGの場合はそれでも支障がありませんが、CADの場合はそう言う訳にも行きませんから通常はソリッドモデルを使用します。しかし、不規則な曲面を持つ物体やソリッド作成だけでは満足な形状が得られない場合は面として形状を操作し、後でソリッド化するような使い方も不可欠ですので、曲面の生成と編集には慣れておく必要があります。

 また、曲面操作機能もロフト同様に低機能なCADには装備されていません。CADの性能を判断する際にはコマンドに曲面操作の機能が含まれているかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。


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